大豆は低温ほどイソフラボン増

■大豆に含まれるイソフラボンが涼しい地域で作られた大豆ほど多く含まれる。
イソフラボンは女性の更年期障害を和らげ、骨粗しょう症やガンの予防などにも効果があるとされている。
 論文によると、花が咲いてから実が熟するまでの「登熟期」の気温が低いほどイソフラボンの含有量が増えることが分かった。
この詳しいメカニズムは解明されていないが、寒さに強い品種の開発が進められてきた道産大豆については「結果的にイソフラボンも高くなる特徴が付随して出てきた」
 品種が異なる道外の大豆との単純比較は難しいが、「ユキホマレ」のイソフラボン含有量は西日本などで栽培される「フクユタカ」「エンレイ・の1・5倍。
さらに道内で比べた場合、涼しい道東や道北で作った「ユキホマレ」のイソフラボンが、道央のものより多いことも分かった。
(2014.8.19北海道新聞より抜粋)