100歳以上の高齢者 6万9000人余 過去最多に

■100歳以上の高齢者 6万9000人余 過去最多に
 全国の100歳以上の高齢者は、今月1日の時点で6万9000人余りと去年より2000人余り増え、過去最多になったことが厚生労働省のまとめでわかりました。
厚生労働省は毎年、敬老の日を前に、住民基本台帳をもとに100歳以上の高齢者を調査しています。
それによりますと、今月1日の時点で、100歳以上の高齢者は全国で6万9785人と、去年より2014人増え、48年連続で過去最多を更新しました。
男性が8331人、女性が6万1454人で、女性が全体の88.1%を占めています。
人口10万人当たりの100歳以上の高齢者の人数を都道府県別にみると、島根が101.02人と6年連続で最も多く、次いで、鳥取が97.88人、高知が96.5人でした。
一方、最も少ないのは、埼玉で32.9人、次いで、愛知が36.78人、千葉が39.34人となっています。
国内の最高齢は福岡市に住む田中カ子さんで、明治36年1月生まれの115歳です。男性の最高齢は、北海道足寄町の野中正造さんで、明治38年7月生まれの113歳です。
また、今年度中にちょうど100歳になる人は3万2241人で、昨年度より144人増えています。
厚生労働省は「医療技術の進歩や健康意識の高まりなどから100歳以上の人が増えている。高齢になっても健康に過ごせるよう健康寿命を延ばすための政策にも力をいれていきたい」と話しています。