ロシアのボルシチ=РУССКИЙ БОРЩ

■「ロシアのボルシチ」=「РУССКИЙ БОРЩ」
 ロシアの「ボルシチ」という料理は、ロシアの昔から伝わっている伝統的な料理の一つです。
それはロシア人の食生活の中で本当に欠かせないものですが、日本に例えると、毎日の味噌汁のような料理であると言っても差し支えないでしょう。
 ボルシチの材料の一番肝心なのは、赤ビーツと野菜炒めとキャベツです。
 ボルシチの作り方は、家庭によって違いますが、ここでは、一番簡単な作り方を紹介します。
【材料】(4〜5人分)一人当たり300CC
01:肉(豚か牛の固まり肉) 300g
02:赤ビーツ(ビートルート) 300g
03:キャベツ 1/2個
04:ジャガイモ 中2個
05:人参 1/2個(細切り)
06:玉葱 1/2個(みじん切り)
07:赤ピーマン 1個(細切り)
08:トマト・ペーストあるいはケチャップ 40g
09:サラダ油 大さじ1
10:砂糖 大さじ1/2
11:酢大 さじ1
12:月桂樹の葉ローリエ) 2〜3枚
13:パセリ 1枚
14:塩 コショウ 少々
15:サワークリーム(生クリーム200ccとプレーンヨーグト1パックを混ぜたもので代用可)

【作り方】
1:赤ビーツ(ビートルート)の皮をむき、千切りのする。千切りにした赤ビーツに酢をふりかけて、数分おいておく。
2:鍋に8分目の水をはって、肉を入れて、強火で煮立てます。
肉の入った煮汁が煮立ってきたら、アクをとり、塩を小さじ1入れて、弱火で煮続ける。(豚か牛のかたまり肉)
3:サラダ油を少しフライパンに熱し、1の赤ビーツを焦がさないように弱火でよく炒める。豚肉の入ったボルシチを作る場合は、フライパンで炒めた赤ビーツに煮汁(肉なしで作る場合は水)を少量加えて、赤ビーツが柔らかくなるまで煮込む。
 赤ビーツの色を保つには、ビーツに煮汁を加える前にトマトペーストとかケチャップを入れて煮込む方法もある)
4:玉葱をみじん切りにし、火にかけたフライパンでサラダ油を少し熱し、玉葱のみじん切りを入れて軽く中火で炒める。細切りにした人参と赤ピーマンを加えて、玉葱が透き通るまで炒め続ける。
5:その間に、皮をむいたジャガイモを好みの切り方(1個を8等分に切るか、くし形切り、さいの目切りなど)にし、2の煮だった汁に入れる。
6:キャベツを適宜に刻んで、再び5の煮だった汁に入れ、5分ほど煮る。
7:鍋に3の赤ビーツと4の具を入れて全体をよく混ぜる。
8:塩、こしょうを加えて味を整える。
月桂樹の葉を入れて、火を止めて、10分以内寝かせるとよい。
(炒めた赤ビーツの酢とケチャップの酸味がボルシチの味を引き締めるまで。月桂樹の葉と一緒につぶしたニンニクを1〜2かけ入れるとボルシチは一層おいしくなります)
9:スープ皿にサワークリームを好みで入れ、パセリのみじん切りを散らして食する。
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