人参の栽培と葉っぱ

人参の栽培は向陽二号を基準とした。
【人参の収穫時期】
収穫時期は播種後110〜120日が目安です。葉の耐寒性は劣るため、収穫は年内に行いますが、抜いた後に土に埋めておけば春先まで食用になります。
【人参の土作り】
有機質に富む膨軟な土壌作りが大切です。このような土壌は緩衝力が高く、肥効が穏やかに持続します。また、地下まで地温が高まりやすいため、着色がよく、尻先まできれいに詰まる根形に仕上がります。
堆肥は前作の後か、遅くとも播種の1カ月前に入れておけば、発芽障害やまた根の発生が防げます。
【人参の施肥】
元肥は、窒素成分量で10平方メートル当たり120〜150g程度が目安です。草勢の衰えは早く、肥料切れすると生育が回復しないため、追肥は確実に行います。窒素成分量で30〜50g程度を、本葉5〜6枚の時期に施して下さい。
【人参の発芽】
種子はペレット加工しているので発芽に多くの水分を必要とするので、土に湿り気のある状態で播種することと、発芽が揃うまでこまめに潅水を行うことが大切です。
【人参の発芽管理】
夏まき人参の栽培では、播種から本葉7〜8枚ごろまでの管理で、ほぼよしあしは決まります。このころまでは乾燥に留意し、適宜潅水を行って下さい。
最終の間引きは、本葉5〜6枚時に行います。間引きが遅れると根が絡みやすく、草姿も徒長して生育に支障をきたします。間引き後は追肥と中耕を行い、軽く株元に土寄せを行う。
【人参の収穫】
収穫遅れは裂根の発生につながりますので、適期収穫を心がける。
【人参の葉っぱ】
人参は、間引き葉も立派な食用になります。カロテン含有量は根よりむしろ葉のほうが高く、栄養価にも優れています。てんぷらや和え物が一般的な料理法と思いますが、ほかのメニューにもチャレンジして下さい。
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