かぼちゃがなぜ病院食に?

かぼちゃには「功」こそあれ、「罪」はない。
 病院給食は、薄味=健康に良い塩分量、量が少ない=肥満しない適正な量、味覚が物足りない=糖分や脂肪やタンパク質の過剰摂取にならないよう工夫している、嫌いなものが出てくる=偏食を防ぐ、など「おいしくない」要素にあふれています。
たっぷり食べられる緑黄色野菜
 かぼちゃはβ-カロテン、ビタミンC・E、カリウム、食物繊維など、生活習慣病を予防する栄養成分をたっぷり含んでいる。話題の抗酸化成分も豊富ですので、がんを予防したり、老化を遅くしたりする効果も期待できる。
 厚生労働省は「一日に緑黄色野菜を120g以上食べましょう」といっているが、ハードルの高い目標である。でも、かぼちゃを食べると、比較的容易にクリアできるのです。ですから病院給食にはたびたび登場するのです。
 かぼちゃは、生活習慣病予防に貢献する野菜のトップといってよいでしょう。