かぼちゃの種類

かぼちゃの種類について
かぼちゃはウリ科の植物で、西洋かぼちゃ、日本かぼちゃ、ペポかぼちゃと、大きく3種類に分けられます。北海道で主に食べられているのは西洋かぼちゃです。
■西洋かぼちゃ
栗(くり)かぼちゃとも呼ばれ、日本で流通しているかぼちゃの約9割を占めています。主な品種は「みやこ」や「えびす」。日本かぼちゃより甘みがあります。
☆「みやこ」:糖度が高く食味がよいので人気の高い品種です。和洋を問わずさまざまな料理に使われています。
☆「雪化粧」:北海道から東北、長野県などの寒冷地で主に栽培されています。ほくほくとした果肉が特徴です。
☆「坊ちゃん」:1個500g程度の小型かぼちゃ。甘みが強いのが特徴です。電子レンジに丸ごと入れ、10分ほど加熱すると食べられます。
☆「ブッチィーニ」:ミニかぼちゃと呼ばれ、1個200〜300g。甘みが強く、電子レンジで3〜4分加熱すると食べられます。
☆「コリンキー」:果肉は薄い黄色で1個500〜1000g。生で皮ごと食べられるので、サラダや浅漬けに利用できます。熟したものはジャムにも加工されています。
■日本かぼちゃ
表面に深い溝やこぶがあり、果肉はやや粘質です。「黒皮(くろかわ)」「鹿ケ谷(ししがたに)」「菊座(きくざ)」などが代表的な品種。関西では煮物にして食べられています。
☆「黒川」:九州を中心に温かい地方で栽培されています。京料理などに使われる高級野菜のひとつです。
■ペポかぼちゃ
「飾りかぼちゃ」や「おもちゃかぼちゃ」とも呼ばれ、観賞用にもなっています。
☆「ズッキーニ」:生のままでも、火を通してもおいしく食べられ、イタリア料理などでよく使われています。
☆「金糸瓜(きんしうり)」:完熟した実をゆでて水に放すと、果肉が糸状にほどけることから「そうめんかぼちゃ」や「糸かぼちゃ」とも呼ばれます。三杯酢で食べるとおいしいです。
(道新ポケットブックより)