人参のあれこれ

○人参は切り口の太さをチェックしよう
　人参の葉軸の切り口の太さは芯の太さです。太いものは芯も太く繊維質が多くてかたいので避けます。皮の表面がなめらかでえ黒ずみやひび割れがなく、みずみずしくツヤのあるものを選びましょう。色が濃いほどカロテンも豊富です。きれいなオレンジ色が濃いほど熟しております。
　また、ずっしりと重量感があるほど良品です。形は太めで、ずんぐりと丸みをおびたものが良品。
○人参の栄養を生かそう
　土つきで販売されている以外のものは、出荷時に人参洗浄機で洗われるので、ほとんど皮はついておりません。ですから、購入したら流水で洗い、なるべくさっとゆがいてから調理します。また、市販のものに葉つきは少ないのですが、葉にも栄養があるので、できれば葉つきのものを選びましょう。
　カロテンは、油と調理することでビタミンＡとしての吸収率が高まるため、サラダもなるべくドレッシングやマヨネーズで。野菜炒めには、人参を積極的に使いましょう。甘みを生かし、お菓子にも最適です。人参の葉は少し苦味がありますが、つくだ煮や炒め物にすると気にならずおいしく食べられます。
○人参は涼しく保存しよう
　暑さと湿気と乾燥に弱いので、水気や土を拭き取ってから保存します。夏は新聞紙に包んでからポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室に立てて入れます。冬はポリ袋に入れれば、風通しのよい室内での常温保存が可能です。
　葉がついている場合は、葉を切り分けてから。葉はなるべく早く調理するのがベストですが、保存する場合はラップに包んで冷蔵庫で。
○人参はカロテンの王様
　人参は葉にも根にも、カロテンがいっぱい。活性酸素を消す抗酸化作用があり、皮膚や粘膜を健康に保つ働きもあるため肌荒れ予防に効果的です。リコピンにも活性酸素を消す抗酸化作用があり、夏バテ予防などにも役立つ活性酸素除去食品です。
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