高血圧症予防と野菜

◎高血圧症の予防
 カリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルや食物繊維は、野菜や果物、海藻類に多く含まれます。アメリカ人男性を対象とした最近の研究で、野菜や果物の多い食事でカリウムを多く摂取すると脳卒中のリスクを低下させることが明らかになりました(Ascherio,1998)。この効果は主にカリウムの血圧降下作用によると考えられるものの、マグネシウム、カルシウム、食物繊維のような野菜や果物に含まれる他の成分の寄与しているだろうとされています。
 高血圧症の原因として、食塩や中性脂肪の摂り過ぎの外に、アンジオテンシン2とブラジキニンという血圧を上げる物質と下げる物質の血液中でのアンバランスが知られています。したがって、アンジオテンシン変換酵素というアンジオテンシン1を2に転換する酵素の働きを抑えることのできる食品は、血圧上昇を防ぐのに役立つことになります。
○野菜では
1位 ソバ粉、キュウイフルーツ、梅干
2位 イチゴ、パイナップル、ハッサク、アズキ、アスパラガス、カラシナ、ソラマメ
3位 大豆、もやし
4位 ナス、ゴボウ、トマト、バセリ
5位 セロリ、かぼちゃ、シュンギクサトイモ、柿
この点からも、野菜は高血圧症の予防に役立つ食べ物です。
(「野菜の魅力」より一部引用)
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