オーガニック食品とは

◎オーガニック食品は自然環境にやさしく、自然の資源を活用し、化学合成物質に頼らない農業から生まれます。
 農業はもともと資源をムダ使いしないシステムでした。
 たとえば野菜を収穫したときに残った葉っぱやワラなどは家畜の餌にしたり土に戻され養分となります。牛・豚・鶏などの家畜は牧草や穀物などを食べて育ち、肉や卵、牛乳などが生産されます。動物のフンなどは、微生物の力で分解されて、堆肥となって土に還ります。
 このように自然の資源の循環を利用すれば、農薬や化学肥料に頼らなくても元気な農産物や畜産物が育ちます。これがオーガニック食品です。このような循環型の農業は、無駄なエネルギーを使わない、環境を大切にした農業なのです。
★オーガニック食品の表示は以下のとおりです。
有機農産物や有機畜産物など生鮮食品
・パッケージや店頭の掲示に「有機○○」、「オーガニック○○」などと表示されています。
有機加工食品の名称と原材料の表示
・加工食品には、パッケージの名称と原材料の欄に「有機○○」、「オーガニック○○」などと表示されています。
有機JISマークができたわけ
 以前は、有機食品についての統一の基準が定められていなかったため、さまざまな方法で生産されたものが「有機食品」、「オーガニック食品」として流通していました。このため、私たち消費者は商品を選ぶときに何を基準に選べばよいか迷っていました。
 問題は国内だけではありません。「有機食品」、「オーガニック食品」は国際的に取引されている食品ですから、世界各国でばらばらに作り方のルールを決めていたら、日本と外国の有機食品の規格も違ってしまい、国際間でも混乱を生じます。
 そこで日本では、平成12年に国際的なルールに基づいた有機食品の検査認証制度が開始され、有機JISマークが作られました。
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