玉ねぎの秘密
◎血液をサラサラにする玉ねぎの秘密。
■玉ねぎは切ってから15分以上たてば、加熱しても血液をサラサラ効果は生きる。
玉ねぎを切ると、玉ねぎの細胞が壊れて酵素が働きはじめます。この酵素が玉ねぎの辛みの元である成分と反応して、辛み物質をつくります。この辛み物質がさらに変化し、血液をサラサラにする物質となるのです。
血液サラサラ効果は、玉ねぎを切ったときに出る、酵素の働きいかんにかかっているといえます。実験によると、切った玉ねぎを15分間おいておくと、その間に酵素がしっかり働き、血液サラサラ物質ができることがわかりました。
時間を変えて調べたところ、玉ねぎを切ってから15分以上おけば、30分でも60分でも、その効果に差はありませんでした。
いったん血液サラサラ物質ができてしまえば、この物質は熱に強いので、加熱しても効果が失われることはありません。
ですから、加熱する場合は、玉ねぎを切ったら15分以上放置してからにすることをおすすめします。
(NHKためしてガッテンより抜粋)