にら料理 栄養 成分

にらの栄養成分と料理方法について
寝冷えの下痢に、にら雑炊
夏、寝冷えや冷たいものの食べすぎで、一過性の下痢になることがあるが、こんな下痢には、にら雑炊ががおすすめ。
細かく刻んだ生のにらを、水分の多い雑炊に加えてよく煮込み、熱いうちに食べる。汁だけ食べてもよい。
◎花にら、黄にらの栄養価
先端につぼみをつけた若い茎が花にら、おおいをかけて日光をあてないで栽培したのが黄にら。にらと同様に使うが、成分値は花にらのビタミンCと食物繊維が少し上回っている以外はかなり低い。
●にらの栄養成分
○ビタミンE/2.6mg ほうれんそうを上回る。過酸化脂質を分解し、活性酸素の害を防ぎ、生活習慣病を予防し、がんを抑制する。ビタミンA・C・セレンの酸化を防ぐ。
○カロテン/3500μg(ビタミンA/590μg) 一束(100g)で一日のビタミンA所領量がほぼとれる含有量。皮膚や粘膜を丈夫にし、感染症やがんを防ぐ。
○ビタミンC/19mg コラーゲンを合成し、血管や皮膚、粘膜、骨を丈夫にする。抗酸化作用、抗ウイルス作用などがある。
○カルシウム48mg 骨粗しょう症を予防し,精神の興奮を鎮め、精神を安定させる。
カリウム/510mg エネルギーの産出を助け、筋肉の動きをよくする。食塩の余分なナトリウムを排出させて高血圧を予防する。
★にらのアリシンを100%生かす料理方法は豚肉と組み合わせる。
ビタミンB1の多い豚肉、なかでもヒレ肉と組み合わせてたべるとよい。ビタミンEが多い植物油で炒めると、カロテンやセレンのはたらきがアップする。また、手早く炒めればビタミンCの損失も少ない。薄味にして炒め汁ごと食べるようにする。