にんにく料理 栄養 成分

にんにくの栄養成分と料理方法について
●茎にんにくの栄養価。
茎にんにくは開花する前の花茎。にんにくの芽と呼ばれることもあるが、芽ではない。匂いが強くないのでよく利用され、肉の細切りと炒めものなどにする。栄養成分ではカルシウム、カロテン、ビタミンCがにんにくに比べて多い。主材料にもなり量がとれるので、食物繊維も期待できる。
◎らっきょうにも強い抗がん成分がある。
抗がん抑制作用のある硫化アリル(イオウ化合物)を豊富に含んでいるうえに、フラボノイドやステロールなどの有効成分が判明しており、抗がん効果はにんにくを上回っているという報告もあります。
●にんにくの栄養成分(100g中)
○リン:150mg 丈夫な骨や歯をつくり、心身の機能を正常にする。
カリウム:530mg ナトリウムの排泄を促して血圧を下げる作用があり、高血圧を予防する。
ビタミンB1:0.19mg 糖質の代謝を助けてエネルギーに変え、神経機能の正常化にはたらく。
○ビタミンB6:1.50mg タンパク質、脂質の代謝に関わり、肉を多く食べる人ほど欠かせない。皮膚炎、貧血などを予防する。
★にんにくのイオウ化合物を生かす料理方法
○にんにくの旬は5〜9月。
この頃のにんにくは香りもよく、身もやわらかいので、新鮮なものを大いに利用するとよい。かつおのたたきに生のにんにくは殺菌力を応用した旬ならではのとり合わせだが、生で使うときは胃腸の炎症をおこすことがあるので、とりすぎに注意しましょう。
○焼酎漬けがおすすめ。
S-アリルシステインは塩分が苦手。そこで醤油漬けや酢漬けより、焼酎漬けがベストです。醤油漬けや酢漬けより6〜7倍のS-アリルシステインができます。