しその機能性成分と料理方法

青じそのカロテンの含有量はトップ
香りの主成分はぺりるあるでひど。ほかにリモネンやピネンなどが含まれています。香り成分の殺菌・防腐作用はよく知られていますが、最近は抗がん作用もあるとして期待されています。
また、α-リノレン酸を多く含み、アトピー性皮膚炎やぜんそくなど、アレルギー症状の予防・改善に効果があります。栄養素ではβ-カロテン,ビタミンCがとくに多く、その他のビタミンやミネラルも豊富です。とりわけカロテンは「王様の野菜」といわれるモロヘイヤをぬいて、トップの含有量です。ちなみに青じそ一枚のカロテンはブロッコリー5房分に相当します。青じそと赤じその栄養価はほぼ同じですが、カロテンは青じそのほうに多く含まれます。赤じそにはアントシアニン系色素が含まれており、視力や肝臓、血圧の正常維持に働きます。
青じその効く料理方法
香り成分は、細かく刻むほど、香りが引き出され、効果的。サラダやチャーハン、パスタなどにたっぷり加えることがおすすめ。しそ酒にすると鉄がアルコールに溶け出して吸収率がアップする。これは貧血や冷え性に最適です。
★しその成分
○ビタミン類:ビタミンは有機化合物で、3大栄養素(糖質・脂質・たんぱく質)の体内での働きをスムーズにする成分。いずれも微量でその役割をはたすが、不足すると特有の欠乏症があらわれる。青じそでは、ビタミンD以外はバランスよく、高水準の値で含まれる。
○ペルリアルデヒド:さわやかな香りの成分で、抗菌・防腐のほか、抗がん作用がある。
○ミネラル類:ビタミンとともに、骨格を形成する、生理作用にかかわるなど、潤滑油的な働きをになっている。
○α-リノレン酸:しそ油(しその種子から搾る)のα-リノレン酸は、免疫力を高め、アレルギーの発症を抑える。血液サラサラ効果もある。
青じその主な栄養成分(100g中)
○カルシウム:230mg 鉄:1.7mg カロテン:11000μg ビタミンB1:0.13mg ビタミンB2:0.34mg ビタミンC:26mg ビタミンE:3.9mg リン:70mg
★しその主な効能
がん予防・高血圧症・脳卒中・花粉症・風邪・食中毒予防