大豆で脳梗塞のリスク低下

大豆で脳梗塞のリスク低下 中高年女性、厚労省が調査
 大豆食品をよく食べる中高年女性は、そうでない人より脳梗塞心筋梗塞の発症リスクが低いとの疫学調査結果を、厚生労働省研究班(主任研究者・津金昌一郎国立がんセンター予防研究部長)が29日までにまとめた。
 大豆に含まれるイソフラボンが影響しているらしい。男性にはこうした傾向はみられなかった。
 研究班は岩手、秋田、長野、沖縄の4県で、40−59歳の男女約4万人を1990年から2002年にかけて追跡。期間中、587人が脳梗塞を、308人が心筋梗塞を発症した。
 豆腐や納豆などの大豆食品を週に5日以上食べる女性は2日以下の女性よりも、脳梗塞の発症リスクが36%、心筋梗塞の発症リスクは45%低く、循環器疾患による死亡のリスクは69%低かった。
 大豆食品の量からイソフラボンの摂取量を算出して分析したところ、イソフラボン摂取量が多いほど脳梗塞心筋梗塞のリスクが低い傾向があり、特に閉経後の女性でその傾向が顕著だった。
北海道新聞一部抜粋)
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