かぼちゃの栄養成分と料理方法

かぼちゃの栄養成分と料理方法について
●おやつにもかぼちゃを!
 からだがだるい、イライラするなどの症状は、砂糖を多く使った加工食品のとりすぎから現れることがある。砂糖は体内で急速に分解吸収されるため、血糖値が急上昇する。その血糖値を下げるべく、大量のインスリンが分泌され、血糖を急激に排出するが、それが過剰となって低血糖値がおきる。イライラなどは低血糖症の症状でもある。かぼちゃは糖質も繊維質も豊富。食物繊維は糖質の吸収を長びかせ、糖分を安定的に血中に送り込む。繊維が豊富な甘いかぼちゃで、砂糖をひかえたお菓子づくりを心がけよう。
●かぼちゃの栄養成分
亜鉛/(種子)7.4mg(果肉)0.3mg:ひふや味覚の障害を予防し、また、精子づくりを促進する。
○カロテン/4000μg(ビタミンA660μg):粘膜を強化し、風邪などの感染症やがんを防ぐ。また、疲れ目などにも効果がある。α-カロテン、β−カロテン、ルテインが豊富。
○ビタミンC/43mg:体内でがん物質の合成を抑制する。また、風邪の予防と回復にはたらく。
○ビタミンE/5.1mg:老化を防ぐ。ビタミンEにはビタミンA・C・セレンの酸化を防ぐ作用もあるので、かぼちゃの抗がん作用は強力。
カリウム/(種子)840g(果肉)450mg:食塩摂取による高血圧を予防・改善する。
○食物繊維/3.5g:便秘や低血糖症を予防する。
★かぼちゃのセレンを100%生かす料理方法は植物油と食べれば効果倍増
セレンはビタミンEといっしょのとき、最高のはたらきをする。ビタミンEの多いかぼちゃだが、さらにビタミンEの多い植物油で薄切りを炒めたり、揚げたりするとよい。セレンだけでなく、カロテン効果も上がる。