かぶ料理 栄養 成分

かぶの栄養成分と料理方法について
かぶは昔からお腹の薬だった。
春の七草のすずなはかぶのことです。
昔からお腹の薬としておろし汁が利用されていたというが、現在も、胃を刺激しない食べ物として用いられる。また、かぶの根と葉をみかん、りんごといっしょにジュースにして飲むと、吹き出物や腫れものに効果があるとされる。低血圧の人、食の細い人、子どもやお年寄りに進められる野菜です。
○保存は葉と別々に
葉を切り落とし、よく洗って水けをきり、別々にポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室に入れます。2〜3日で使いきりたい。
●かぶの栄養成分
○カロテン/(葉)2800μgビタミンA470μg
野菜ではトップクラスの含有量。目や粘膜、皮膚の健康を守り、免疫機能を維持してがんや感染症を防ぐ。また、活性酸素から細胞を守り、がんや生活習慣病を予防する。
○ビタミンC(葉)82mg(根)19mg
葉の含有量はほうれんそうの2倍以上。ゆでると半減するが、それでも1日の所領量の約半分が摂取できる。がんや風邪の予防、美肌づくりにはたらく。
ビタミンB1(葉)0.08mg(根)0.03mg
糖質を分解してエネルギーの産出にはたらき、筋肉やしんけいの疲労を回復させる。
ビタミンB2(葉)0.16mg
豆野菜なみの含有量。過酸化脂質を分解する作用がある。ぬか漬けにするとさらにふえる。
○カルシウム(葉)250mg(根)24mg
葉の含有量は大根葉やモロヘイヤに次ぐ多さ。吸収り率を高めるビタミンDとともに食べるとよい。
★かぶのイソチオシアナートを100%生かす料理方法は生食がおすすめ。
加熱すると効果が低下する。かぶも葉も食べやすく切り、わさびじょうゆやわさび入りドレッシングで食べるとよい。わさびの辛味成分もイソチオシアナートなので、W効果がある。
★かぶのインドールを生かす料理方法は加熱を手早く。
ゆで汁、煮汁に半量が流出するので、ゆでるときは手早く、煮汁はいっしょに食べる。