ほうれんそう料理 栄養 成分

ほうれんそうの栄養成分と料理方法について
ほうれんそうのアクの心配は無用です。
緑の濃い、茎が太くて短い旬のほうれんそうは栄養価も高いが、アクも強い。アクは蓚酸(しゅうさん)で体内に入るとカルシウムの吸収を悪くしたり、結石の原因となるとされる。
たっぷりの熱湯でさっとゆで、流水にさらしてアクを除く。ただ、これは、1日に3Kg以上を1ヶ月毎日食べ続けた場合の事であります。
普通に食べる分には心配ないともいわれているので、ビタミン類の損失を抑えるためにも、くれぐれもゆですぎず、さらしすぎないことです。夏の色の薄いものは生食で。
●ほうれんそうの栄養成分
○カロテン/4200μg(ビタミンA/700μg):ほうれんそうのおひたし70gで1日に必要なビタミンA量が充分とれる。皮膚や粘膜の健康を保ち、がんを防ぐ。
○ビタミンC/35mg:ほうれんそうはコラーゲンの合成を促し、肌にはりを与え、かぜやがんを予防する。鉄の吸収を助ける。
○カルシウム/49mg:骨を丈夫にし、骨そしょう病を予防する。肩こりやイライラを改善する。カルシウムとのバランスが大切なマグネシウムも69mgと豊富
カリウム690mg:体内の余分なナトリウムや水分を排泄させ、血圧を下げ、むくみをとる。
葉酸/210μg:ビタミンB12と協力しあって、赤血球の産出に働き貧血を防ぐ。また、葉酸とB12の組み合わせは肺がんの予防に働く。
○鉄2.0mg:ほうれんそうは血色をよくし、疲労を防ぎ、貧血症状や冷え性を改善する。植物性食品に含まれる鉄は吸収率が悪いが、ホウレンソウには鉄の吸収を高めるビタミンCも含まれているので、貧血予防には理想的な食材です。
★ほうれんそうの鉄を100%生かす料理方法は魚介類や肉類といっしょにとる。
鉄は動物性のタンパク質といっしょに食べると吸収率が高くなる。また、献立にオリンジジュースを加え、ビタミンCをプラスするのも鉄の吸収率を上げるのに役立つ。