たばこを吸うとやはり短命

◎たばこを吸うと40歳時点の平均余命は、3・5年短い。
たばこで余命3・5年短縮 男性、40歳時点で 厚労省推計。
 たばこを吸っている男性の40歳時点の平均余命は、吸わない男性より3・5年短い−。厚生労働省研究班が24日までに、30歳以上の男女約1万人を対象とした追跡調査を基に、こんな推計をまとめた。
 1日2箱以上吸う男性の余命は、1箱未満よりも0・9年短く、ヘビースモーカーほど短命の傾向がうかがえるという。
 喫煙が健康に悪影響を及ぼすことは広く知られているが、たばこの影響を余命で示したのは国内初の試みという。
 推計の根拠としたのは、1980年に全国300カ所の保健所で健康診断を受けた30歳以上の男女のうち、計9625人(男性4237人、女性5388人)に対する追跡調査。このうち99年までに死亡した約2000人の喫煙の有無や、年齢別の死亡率などを基に全調査対象者の平均余命をはじき出した。
北海道新聞一部抜粋)