なす料理 栄養 成分

なすの栄養成分と料理方法について
●なすを少ない油で炒めるには
なすは油と相性がよいといわれるが、炒めているうちに吸収していく油の量の多さにゾーッとすることも。少なめの油でいためるには、なすの切り口に少量の塩をふり、しばらくおいてふきだした水分をふきとり、ソテーの要領で炒め焼きにするとよい。塩の量に注意し、ふりすぎてしんなりさせすぎないこと。また、調味のしょう油などの量は少なめに。
●なすの栄養成分
○食物繊維/2.2g 便をやわらかくしてかさをふやし、腸の蠕動(ぜんどう)をかっぱつにして排出をうながし、便秘を改善するので大腸がんの予防に役立つ。腸内の発がん物質などの排出も促進する。
カリウム/220mg 塩分の余分なナトリウムを体外に排出し、血圧を下げる。
☆なすの保存温度は10℃といわれるが、適温で保存しても無包装の場合は、すぐにしなびておいしさも急激に落ちる。へたから水分を蒸発させるので、胴体よりもへたをラップで包むとよい。また、乾いたペーパタオルなどで包んで冷えすぎないようにすることもおいしさ保持に効果があります。
★なすのナスニンを100%生かす食べ方料理方法
○皮付きのまま油通しを。
熟した油にさっとくぐらせると、きれいな紫色に仕上がり、ナスニンの溶け出しを防げる。それを植物油で炒め煮にして煮汁まで食べれば万全。小ぶりのなすなら丸ごとへたをつけて含め煮にするとよい。ピーマンやトマトなどを加えると、βーカロテンやビタミンCも摂取でき、がん抑制作用が更に強力になる。1日に2個で効果がある。
○水にさらさない
ナスニンは水溶性なので、水にさらしすぎると、せっかくの薬効成分が溶け出してしまう。切ってすぐに使うのであればアクを抜く必要は無い。