春菊料理 栄養 成分

◎野菜春菊の栄養成分と料理方法について
春菊は三日おくとビタミンCは半減する
春菊は露地ものの緑色が濃いみずみずしい葉をしたものを選ぶと、栄養価が高く、がん抑制成分も豊富。
保存方法は湿らせたペーパタオルに包んでポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室に根元を下にして立てて入れると良いが、春菊は鮮度が落ちやすく、冷蔵庫で保存しても3日目にはビタミンCが半減してしまうので、買ったその日に使いきりましょう。
●春菊の栄養成分
○カロテン/4500μg(ビタミンA750μg):ほうれんそうより多く含む。春菊100gを食べれば、ビタミンAの1日の所要量(成人540〜600μg)は満たされる。感染症やがんを予防する。
葉酸/190μg:口内炎や潰瘍(かいよう)を予防し、ビタミンB2とともに造血にはたらく。
○ビタミンC/19mg:コラーゲンの生成にはたらき、細胞を強化してかぜやがんを予防する。
○ビタミンE/1.7mg:血行をよくし、こりや冷え性を改善する。活性酸素から細胞膜を守り、老化や生活習慣病を予防する。
○鉄/1.7mg:赤血球のヘモグロビンをつくり、からだの各器官に酸素を運ぶ。
○カルシウム/120mg:ほうれんそうの2.5倍も含む。丈夫な骨をつくり、骨そしょう症を予防する。また、神経のいらだちを抑え、安定させる。
○ビタミンK/250μg:骨にカルシウムが沈着するのを助け、骨そしょう症を予防・改善する。
★春菊のβ-カロテンを100%生かす料理方法は油といっしょに摂取する
β-カロテンは油に溶けやすいので、油脂分の多いごまや青魚などといっしょに食べるとよい。また、サラダにしても、ノンオイルドレッシングを使うのではなく、ごま油などを使用すると吸収率は高くなる。この点、ごま和えは理にかなっている。