さといも料理 栄養 成分

さといもの栄養成分と料理方法について
さといもの皮をむくとき、手がかゆくなるのはなぜか。
かゆみの原因はアクに含まれるシュウ酸カルシウム。
皮つきのものをよく洗い、表面を乾かしてからむくとむきやすい。
さといもは、泥に適度な湿りけがあるのが新鮮。成分の利用効率を考えると泥つきを使いたい。真空パックのものや洗ったものは漂白剤を使用していることがあるので、塩でもみ、洗い流して使うこと。また、保存は新聞紙などに包んで冷暗所に。5℃以下の低温と乾燥に弱いので、冷蔵庫には入れません。
●さといもの栄養成分
カリウム/640μg 塩分の摂取による血圧の上昇を抑制する。筋肉の収縮を円滑にする。腎臓の老廃物の排泄を促進する。
○エネルギー:58Kcal いも類のなかでは低エネルギーで、さつまいもの半分以下。ダイエットによい。
○食物繊維/2.3g さつまいもと同量の食物繊維を含む。便をやわらかくしてかさをふやし、腸の蠕動を活発にさせて便通を促進し、大腸がんをよぼうする。発がん物質などの有害物質の排出を促し、発がんを予防する。コレステロールの吸収を抑制する。
★さといものムチンを100%生かす料理方法は皮付きのまま蒸す。
泥つきを洗って、皮付きのまま蒸すのが最も損失が少ない。ぬらしたペーパータオルで包み、さらにラップで包んで電子レンジにかけるという蒸し方が手軽。蒸したあと皮をむいて、ごま和えにすると老化防止・抗ガン効果などがアップする。なお、皮をむいて水に長時間ひたしておくと、ゴリゴリ状態に煮えてしまうことがあるので注意しましょう。