さといもレシピと成分・効能

さといもレシピと機能性成分効能について
さといもは下ゆで禁物。ぬめりが内臓を強化し、ガンを予防。
●さといもレシピ効く食べ方(1):煮物にして汁も飲み、ぬめりは逃さない。
皮をむくと出てくるぬめりの成分、ムチンとガラクタン。(「がらくた」を思い出される面白い名前の成分ですね)これらの成分を上手に利用するには、皮をむいたら塩でもんだり、下ゆでもしないで、煮物に。ただし、汁ものめるように薄味にすること。また、人参などを加え、植物油で炒めて煮ると、ガン予防はさらにアップします。
●さといもレシピ効く食べ方(2):魚介類と組み合わせ、肝機能を向上させる。
さといもにいかやたこを加えた煮物は、男性にも人気の芋料理ですが、肝臓の働きを高めるよい一品です。いかやたこ、えびはタウリンが豊富。さといものムチンとの相乗効果で肝臓を高めます。
「さといもとたこの煮ころがしは」は、理にかなった健康料理です。
●さといも機能性成分
○ムチン:胃や腸の粘膜をうるおし、保護する。肝臓や腎臓の機能を高める作用や細胞を活性化して老化を防止する作用、消化を促進して便秘を改善する作用がある。また、タンパク質の消化・吸収を盛んにするのでスタミナ増強に効果がある。
○ガラクタン:血中コレステロールを減少させ、血圧を下げる。また、脳細胞にはたらいて老化やボケを防止する。免疫力を強くし、ガンの予防に役立つ。
○ステロール:ガン予防効果や抗ガン効果がある。
○テルペン:苦味や香りの成分で、発ガン物質を無毒化するはたらきを高めることが判明している。さといもにも含まれているとされる。
●さといも効能
高血圧症、肝臓病、糖尿病、胃・十二指腸潰瘍、便秘、痴呆症予防などです。