じゃがいも料理 と栄養成分

◎じゃがいもの栄養成分と料理方法について
じゃがいもの芽のソラニンに注意
じゃがいもの芽にはソラニンという毒素が含まれている。
農薬や化学肥料より、ソラニンのほうが心配といわれるほどなので、芽が出ていたら包丁でえぐってとり除き、皮を厚めにむくようにする。
じゃがいもは風通しのよい冷暗所に保存するとよい。じゃがいも10Kgの箱の中に1個のりんごといっしょに入れておくと、りんごのエチレンガスで発芽が抑制される。
●じゃがいもの栄養成分
カリウム/410μg カリウムの王様といわれるほどの含有量。余分なナトリウムを排出させ、血圧を下げる。利尿作用でからだの余分な水分を排泄し、むくみをとる。調理での損失が大きく、煮ると約30%も溶け出してしまうので、煮汁もとりたい。
○ビタミンC/35mg みかん並みのビタミンCを含み、皮側に多い。胃腸の粘膜を保護したり、胃潰瘍や十二指腸潰瘍で傷ついた粘膜を正常に回復させる。鉄の吸収を助け、貧血を予防・改善する。抗酸化作用、抗ウイルス作用、解毒作用があるすぐれもの。
ビタミンB1/0.09mg でんぷんなどの糖質の分解にはたらき、エネルギーを産出して、からだや神経の疲労を回復させる。
ナイアシン/1.3mg 糖質、脂質の代謝にはたらく。脳神経のはたらきを助け、血行もよくする。
★じゃがいものビタミンCやクロロゲン酸を100%生かす料理方法は皮付きを丸のままで。
じゃがいもは皮付きを丸ごと加熱したほうが、ビタミンCも効率よくとれ、その上、防がん力も強まる。煮物などでも煮上がってから切り分けたほうがビタミンCの損失は少ない。また、煮汁ごと食べるようにする。
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