家庭菜園じゃがいも(2)

■じゃがいもは中央アンデス高原のインカの人々が大切にしてきた作物です。日本への渡来は1598年、オランダ人がジャワのジャガトラ(ジャカルタ)から長崎県の平戸に持ち込み、名の由来にもなりました。
じゃがいもの品種には、ホクホクの男爵、煮くずれしずらいメークインが有名です。男爵は、川田男爵がアメリカから日本に導入し、メークインは大正時代にイギリスから導入された品種。春の村祭りに、娘たちの中から選ばれる女王(クイーン)にちなんでこの名前がつけられたといいます。
■じゃがいものビタミンCは、でんぷんにしっかりガードされて安定している
ヨーロッパでは、「大地のリンゴ」と呼ばれ、健康野菜の代表格。100gあたりのエネルギーはさつまいもの132キロカロリーに比べると、じゃがいもは76キロカロリーと低いのが特徴です。
ビタミンCは、じゃがいもを中2個食べれば1日の必要量を摂取できる量。加熱すると損失が多いビタミンCですが、じゃがいもは40分蒸しても74%のビタミンCが残るといわれています。
これは、イモのでんぷんは加熱すると糊状になって膜をつくり、その膜がビタミンCを守り、損失を防ぐからです。
そのほかにカリウムや食物繊維が豊富です。
最近注目されている成分は、皮に含まれているクロロゲン酸。ポリフェノールの一種で、細胞の突然変異を予防するといわれています。
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