青函に新たなトンネル構想

■青函に新たなトンネル構想 貨物と自動車用2本 経済団体発表
 建設会社や商社など200の企業や団体でつくる日本プロジェクト産業協議会(東京)は2月13日、津軽海峡の海底下を通る「青函トンネル」の新たな建設構想を発表した。貨物列車用と自動車用の2本のトンネルを新たに建設。トンネル内に送電線やガスパイプラインを敷設することで、北海道の食料・エネルギー基地化にもつなげる。既存の青函トンネル北海道新幹線専用とし、新幹線の高速化を実現する。
 同協議会が2015年8月から検討を進めてきた全国40件の重点推進・推奨プロジェクトの一つで、近く国土交通省に提言する。
 既存の青函トンネルの延長は53・85キロだが、新トンネルは、地上から海に向かって掘り進む際の傾斜を急にすることで延長を約30キロに短縮しコストを圧縮。事業費は約7500億円、工期は約20年間を想定している。
(2017.02014北海道新聞より一部抜粋)