外国人観光客対応で留学生活用を

【函館】外国人観光客対応で留学生活用を
 増え続ける外国人観光客に対応するため、函館市の商工会議所が海外からの留学生にアルバイト先として地元の観光施設などの情報を提供することになり、1月23日協力する財団法人との間で協定を結びました。
 23日は、函館市で、函館商工会議所の副会頭と海外からの留学生を支援している東京の公益財団法人「国際人財開発機構」の理事長が協定書を交わしました。
函館市には、多くの外国人観光客が訪れていますが、地元の観光業界には語学に優れた人材が少なく、十分対応できないことが課題になっています。
 協定では、国際人財開発機構が、日本語検定で一定の成績を収めた海外の学生に留学先として函館の大学などを紹介します。
函館商工会議所は、こうした留学生の受け入れ組織をつくって市内の観光施設などの情報を提供し、希望する留学生は法律の範囲内の時間でアルバイトで働きます。
 函館商工会議所の境勝則副会頭は「海外からの観光客に対応できる留学生を育て、その学生が函館に定着して地元の力になることを期待している」と話していました。
商工会議所では、ことし5月から新たな組織で受け入れる留学生の募集を始めることにしています。