ルバーブ栽培

ルバーブ
 ルバーブはシベリア南部が減産とされ、明治初期に日本に持ち込まれましたがあまり利用されず、普及したのは近年になってからです。地ぎわから葉柄を伸ばし、大きな葉を広げ、高さ80〜200センチになります。
 葉柄にはクエン酸やシュウ酸などを含み、酸味と芳香があって、ジャムや煮物にされます。葉はシュウ酸を多く含むため食用にはしません。
 日なたを好みますが、夏の暑さや強い日射に弱いので、日なたでは、夏になったら日よけをしましょう。株が大きく茂るため、栽培場所をよく考えて植えるようにします。栽培2年以降、葉柄が十分太くなったら収穫します。
【種まき】
4月上旬から下旬、セルトレイ(育苗用の連結ポット)に種をまいて育苗する
1:発芽後の温度管理が重要なので、セルトレイに種をまいて育苗する。培養土に浅い窪みをつけ、1粒ずつ丁寧に種をまく。
2:種の上から土をかぶせ、軽く押さえる。種まき後、土と密着するようにたっぷりと水やりをする。
【植え付け】
5月中旬から6月中旬、本葉が3〜4枚で植え付け
1:本葉が3〜4枚になったら植え付ける。根を傷めないように、苗を丁寧に抜き取る。
2:セルから抜いた苗を、根鉢を崩さないように植え付け、株本を軽く押さえる。2株以上植える時は、株間を50センチ程度あけて植え付ける。
追肥
3月上旬から9月下旬、1カ月に1回追肥する。
植え付けの1カ月後、1株につき軽く一握り(約10g)の発酵油粕を葉の広がりの下に施し、土と混ぜて株元に土を寄せる。
【マルチング】
7月下旬から8月下旬、厚さ除けにワラなどでマルチングする。
株を暑さから守るために、株元にワラなどを敷いて温度の上昇を防ぐ。ワラがない場合は腐葉土などで代用する。
【収穫】
栽培2年目以降の4月下旬から9月下旬、株の外側から葉柄を収穫する。
1:葉柄が十分太くなったら、地ぎわからハサミで切り取り、収穫する。
2:シュウ酸が多く食用できないため葉の部分は切り取り、葉柄だけを利用する。
ルバーブの使い方】
ジャムを作る。葉柄で作ったジャムには、独特の香りと酸味があります。整腸作用や利尿作用もあるとされておりますが、妊娠中や尿路結石、関節炎、腎臓病の人は食べてはいけません。
 葉柄は2センチ程度に細かく刻み、重量の3分の1程度の砂糖を加え弱火で焦がさないように煮る。最後にレモン汁を適量加えます。
(香りを楽しむやさしいハーブの育て方145種より抜粋)
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