新函館北斗―東京2万2690円

新函館北斗―東京2万2690円 JR北 道新幹線の料金発表
 JR北海道は10月13日、来年3月26日に開業する北海道新幹線の特急料金を国土交通省に申請した。新函館北斗―東京間(約860キロ)の特急料金(通常期の普通車指定席)と運賃の合計は2万2690円に設定。料金決定を受け、市内の関係者からは「旅行商品造成に拍車がかかる」と期待の声が上がった一方、「想定より高い」と不満を漏らす意見も聞かれた。
 主要駅から新函館北斗駅まで指定席を利用した際の総額料金(通常期)は、新青森7260円、盛岡1万2880円、仙台1万7310円。北海道新幹線は全車指定席となるが、満席の場合は立席特急券新函館北斗―盛岡間は、普通車の空いている席を利用できる特定特急券を発売。指定席の特急料金から原則520円割り引きする。
 新函館北斗―東京間でグリーン車を利用した際の料金は総額で3万60円、最上級のグランクラスは3万8280円を予定。いずれも申請認可後、同省に届け出を行い、設定する。
 ただ、新函館北斗―東京間とほぼ同距離の広島―東京間(約890キロ)で指定席を利用した際の料金は1万9080円。北海道新幹線の料金が割高に感じるという声も多い。
 同社は「青函トンネルの維持費などを考慮した」と説明。函館―羽田間の航空通常運賃約3万5000円と比較し、「航空会社との競争力は十分保てる」としている。(2015年10月14日函館トピックスより)