食物アレルギー3年で倍増

 食物アレルギーがあると診断を受けた児童生徒は小学生7・7%(前回比3・9ポイント増)、中学生8・9%(同2・7ポイント増)、高校生8・1%(同3ポイント増)、アレギー性鼻炎は小学生8・4%、中学生9・7%、高校生11・9%で前回を2〜3・5ポイント上回った。
 アレルギー性ぜんそくは小学生6・7%、中学生5・4%、高校生5・7%。いずれも前回を上回り、特に高校生は、ぜんそくが全国平均の2・9倍、アトピー性皮膚炎が同2・6倍と多い。
 食物アレルギーは、重いショック症状につながる場合もある。道教委は昨年11月、対応マニュアルを作成して全校に配布しており「増加理由は分析できないが、担任や養護教諭に限らず全教員が対応できるように促したい」(健康・体育課)としている。
 調査は昨年7〜9月に公立の小中学高校など2129校で行い、約35万9千人を集計した。
(2015.04.25北海道新聞より抜粋)