人参「ベーターリッチ」の夏まきのポイント

人参「ベーターリッチ」の夏まきのポイント
 人参の発芽適温は、15〜25℃です。根菜は直まきをするので、暑い時期のタネまきでは、まき床の湿度と土の乾きに注意します。
ペレットシードはタネの周囲を特殊なコート材で被覆しているため、生タネに比べて発芽までは多めの水分が必要です。
 人参は覆土が厚いと発芽が遅れたり、発芽不良になるので浅まきをしますが、まき土が乾くと発芽が悪くなります。タネをまいて軽く覆土した上に細かく砕いた完熟堆肥や霧ワラなどを被覆してから水を与え、まき床を適湿に保ちます。
寒冷紗などでトンネル被覆をすると、まき床の地温を下げる効果があります。
水やりのできない畑であれば、雨を待って雨後にタネまきをするほうが、発芽は数段よくなります。
(園芸通信2010年8月号記載記事より)