謹賀新年

 輝かしい平成27年の新春を迎え、ご愛読者の皆様におかれましては益々ご隆盛のことと心からお喜び申し上げます。
また、昨年中は「EM農法有機野菜無農薬栽培農家北海道函館の日記」をご覧いただきありがとうございました。
本年もよろしくお願い申し上げます。
【正月祝い膳について】
■おとそ(お屠蘇)
 中国で邪気を袚い不老長寿になれる薬酒として、大晦日に井戸の中に漢方薬をつるし、元旦に引き上げて酒に浸したものを年少者から順番に飲んだことに由来し「御屠蘇」と書いて、邪気を屠(ホフ)り(打ち負かす)魂を蘇らせるという意味があります。
 お屠蘇を飲む際は三つ組の杯を使って飲むのが正しい飲み方です。この3つの杯は「屠蘇三献」と言って1人ずつ上から順番に杯を取って、それぞれを1回ずつの合計3回飲むのがしきたりです。元旦になってお祝いの膳の用意が出来たら家の主人の音頭で挨拶を交わしそれから頂きます。若い人から順番に飲むのが正解です。
■おせち(御節)
 平安時代には、季節の変わり目である大切な節日に神様にお供えをして宴を開く「節会(せちえ)」という宮中行事がありました。
この宮中料理で用いられていた料理のことを「御節供(おせちく)料理」といい「おせち料理」の言葉の起源であると考えられている。
重箱の詰め方は
1;正式には五段重。1段目から4段目までは料理を入れ5段目は神様から授かった福を詰める場所として空っぽにしておきます。
2;各段ごとに詰める内容が異なり、それぞれの料理に家族の幸福を願う気持ちが込められています。
3;格段の料理の数は、5種・7種・9種の吉数で詰めると縁起がよいとされています。
■お雑煮
 新年の年神様のためについた餅をお供えし、一緒にお供えした農産物や海産物を雑(ま)ぜて煮て食べ1年の無事を祈願したことに発祥します。
室町時代に始まったと言われています。
北海道新聞安田販売所の四季いい色より抜粋)