道産作物 涼しさが強み(ホウレンソウ)

■ホウレンソウ ビタミン豊富 日持ちも
 実は寒暖の差が、ホウレンソウや小松菜など葉物野菜の日持ちやビタミン含有量にまで影響していることはあまり知られていない。
 人が感じられるほどではないものの、ご多分に漏れず、葉物野菜も寒暖の差が大きいほど糖分の含有量が多くなる。近年の研究では、この糖分が多いほど、葉のしおれが少なく、貯蔵できる期間も長くなることが分かってきた。
 また、多くの人が気にかけるビタミンCはブドウ糖から作り出される物質で、一般的に糖分含有量が多いほど、ビタミンCも多くなることも明らかになってきた。
 これも作付けする季節が違う多くの道外産との単純比較が難しいが、「同じ時期に採れた葉物野菜なら、日持ちの長さやビタミン量で道産に優位性がある」としている。
(2014.08.19北海道新聞より一部抜粋)