はこだてグルメサーカス

■東北の味41店集結 来月「はこだてグルメサーカス」 十和田おいらせ餃子初登場
 【函館】全国のグルメを集める食のイベント「はこだてグルメサーカス2014」は、9月6、7日に函館・大門グリーンプラザなどで開かれる。3年目の今回は東北地方の食に力を入れており、全6県から過去最多の41店が出店する。このうち青森県十和田市の「十和田おいらせ餃子」など19店が初登場で、昨年初日で完売した「まめぶ汁」(岩手県久慈市)は2倍以上の量を用意する。
 グルメサーカスは、函館市北海道新聞函館支社などの実行委が主催。函館空港から直行便でつながる全国の都市のほか、東北6県や函館など道南のグルメが集結する。今年は全体で約110店が並ぶ予定。
 東北から初出店の十和田おいらせ餃子は、青森県内で人気上昇中。特産の「プレミアムニンニク」や、ニンニク粉末入りのえさで育てた「おいらせガーリックポーク」を使う。リンゴ入りのタレで下味を付け、焼いてそのままでも食べられる濃厚な味が特徴だ。
 十和田市からは「長芋ラー油」や「おいらせビール」も出品。十和田産食材活用協議会の木村優一さん(46)は「県外にアピールしたいグルメを集めた。多くの人に食べてもらい知名度を上げたい」と意気込む。
 一方、久慈のまめぶ汁は2年連続の登場。クルミと黒砂糖を包んだ団子に野菜を加えて煮込んだしょうゆ味の汁で、NHKの連続ドラマ「あまちゃん」で紹介された。昨年は用意した400食が初日で売り切れてしまい、久慈広域観光協議会の貫牛利一さん(53)は「去年食べられなかった人にも味わってほしい」と、今年は千食を持ち込む。
 このほか関東地方からは、明治時代創業の東京の老舗洋食店「黒船亭」が道内初上陸し、1番人気のハヤシライスを提供。同店の須賀利光専務(38)は「トマトをふんだんに使ったやさしい味。函館の方にも味わってほしい」と来場を呼び掛ける。
 道南からは居酒屋「函館 地元家」(函館市本町)など42店が出店し、グルメサーカスオリジナルのメニューなど、工夫を凝らした料理をそろえる。
(2014.08.10北海道新聞より引用)