東京で脱原発3万人の波

■東京・日比谷野外音楽堂で集会 デモ行進
 東日本大震災3年を前に、毎週金曜日に首相官邸前で脱原発を訴えている首都圏反原発連合など3団体は3月9日、東京都内で大規模集会を開き、国会や官邸周辺をデモ行進した。主催者側によると参加者は約3万2千人。
 日比谷公園の集会では、福島県楢葉町の住職で福島原発避難者訴訟原告団長の早川篤夫さんが「原発事故で未来を奪われた。繰り返さないためには原発をなくすしかまい」と訴えた。出席した音楽家坂本龍一さんは「福島などの人たちに寄り添い、声を届けないといけない」と呼びかけた。
 集会終了後、参加者はデモ行進し「原発は要らない」「子どもの未来を守れ」と声を上げた。
■函館では市民集会:大間原発反対高まる熱気
 電源開発大間原発青森県大間町)の建設に反対する市民大集会が3月9日、函館市内の千代台公園で開かれた。福島第1原発事故を引き起こした東日本大震災から3年となる節目を前に、約220人の市民が原発の危険性を再確認し、大間原発建設差し止めを求めて函館市が4月にも起こす訴訟への協力を誓い合った。
(2014.03.10北海道新聞より一部抜粋)