沖縄・慶良間諸島が新国立公園に

■27年ぶりに沖縄・慶良間諸島が新国立公園に
 サンゴ礁や多様な生物で知られる沖縄県慶良間諸島と周辺海域が3月5日、全国で31番目の国立公園に指定された。同日付の官報で告示された。分割・再編や拡張でない国立公園の新規指定は1987年の釧路湿原以来、27年ぶり。
 指定は沖縄で親しまれている3月5日の「サンゴの日」に合わせた。3月8日に那覇市で、石原伸晃環境相らが出席し、記念式典を開く。
 慶良間諸島国立公園は、那覇市の西にある渡嘉敷島座間味島など大小30余りの島々と、沖合い7Kmまでの海域が指定区域で、陸域は3520ヘクタール、海域は9万475ヘクタールに及ぶ。
 透明度が高く「ケラマブルー」と呼ばれる青い海には248種類のサンゴの生息が確認され、ダイビングのスポットとして知られている。ザトウクジラの繁殖地にもなっている。
(2014.03.05北海道新聞より引用)