細川氏支援の勝手連発足

都知事選 札幌市長ら10人参加
 2月9日投開票の東京都知事選で、札幌市の上田文雄市長ら道内の有志が31日、道庁で記者会見し、細川護熙元首相を支援する「脱原発を進める北海道勝手連」の発足を発表した。
東京での街頭演説は行わず、知人らに電話などで支援を呼びかける方針だ。
 参加したのは上田市長のほか、作家の小檜山博氏、弁護士の江本秀春氏、北の映像ユージアム(札幌)の佐々木純理事長ら10人。
1983年の道知事選で横路孝弘氏を支援した勝手連のメンバーが中心になって結成した。他の争点があり、脱原発候補も複数いることから、名称に支援候補は明示しなかった。
 上田市長は会見で「一政治家、市民として(の活動)。東京都民に原発のある自治体に住む人の気持ちを聞いてほしい」と狙いを説明。小檜山氏は「地方選挙に国の問題を持ち込む事によって、選挙民の意識が高まる」と強調した。
 当面は都知事選に活動を絞るが、上田市長は北海道電力泊原発(後志管内泊村)の再稼動問題に関しても「全ての原発の問題を考える議論につながっていければうれしい」と述べ、波及効果に期待した。
(2014.2.1北海道新聞より抜粋)