メタンハイドレート新潟沖で確認

メタンハイドレート日本海側の新潟沖で確認した
 経済産業省資源エネルギー庁は11月29日、日本海で進めていた新型資源メタンハイドレートの調査で、新潟県上越市沖で埋蔵可能性があった特有の海底地形「ガスチムニー構造」の1ケ所から、メタンハイドレートを確認したと発表した。
 6,7月の調査で、上越市沖と石川県能登半島沖でこの地形を225ヶ所発見しており、さらなる埋蔵確認が期待できる。通産省は「資源調査量の一歩が踏み出せた」としている。
 ガスチムニー構造は、海底からガスが噴出している。調査では無人機を用い、水深約900mの海底でこの構造を撮影したところ、白いメタンハイドレートが確認できた。
 経産省の調査では、太平洋側の愛知県沖で3月にガス産出試験に成功したが、日本海側では存在は確認していたものの、資源量把握が遅れていた。
 経産省は今年日本海での広域調査を開始。2014〜15年度に秋田県山形県沖、島根県隠岐諸島周辺や北海道沖などを調べる。
(2013.11.30北海道新聞より)