就活中の大学生21%「本気で死にたい」

■就活中の21%「本気で死にたい」 大学生ら対象の調査
 就職活動を始めた後の大学生ら約120人にアンケートしたところ、21%が「本気で死にたい、消えたい」と考えていたことが18日、NPO法人「自殺対策支援センター ライフリンク」の調査で分かった。
 清水康之代表は「企業の不誠実な対応に不満を覚える学生も多い。内定を取れないと疎外感も強くなる。学生たちが納得して活動できる環境をつくらないといけない」と話している。
 調査は3月と7月の2回実施。東京都内で就活中または就活を終えた大学生や大学院生ら計243人から回答を得た。
 調査では、7月に聞いた122人の21%に当たる26人が就職活動開始後に死にたいと考えていたと回答。7月時点でまだ就職活動を続けていた人では49人中16人、32%と高くなった。
 2回の調査の結果、就職活動を進める上で不安定を抱える人は約8に上がった。「希望する就職先から内定がもらえないのでは」「自分だけ取り残されてしまうのでは」などの内容が目立った。
(2013.10.21北海道新聞抜粋)