枝豆のゆで方

■ひと手間で味も見た目もアップする枝豆
 冷たいビールには、なんといっても枝豆ですね。実も味も充実してくる今が旬です。鮮度の良いものをとびっきり美味しくゆでてみましょう。
 まず、さやの緑が濃く、しっかり粒が入っているものを選んだら、買ったその日のうちにゆでるのがおいしさの決め手です。
 意外かもしれませんが、枝豆は収穫後、鮮度が落ちやすいのです。その日のうちにゆでるのがどうしても無理なら、枝からさやを切りとり、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存し、翌日にはゆでましょう。
 普段はゆでるだけという方も、ここでひと手間。初めにさやの両端をハサミで少し切り落としてみてください。塩味がしみやすく、盛りつけた時も上品に見え、ワンランク上の塩ゆで枝豆になります。
 さて、水洗いしたら、塩をもみこむようにしてまぶみます。この作業で表面のうぶ毛がとれ、色よくゆであがり、塩味もつきます。そして、塩がついたまま、たっぷりの熱湯でゆでます。色が悪くなるのでふたはしません。4〜5分を目安にひとつ取り出して、固さを確認しましょう。
 ゆであがったらザルにとり、熱い内に塩を振って自然に冷まします。ふやけて歯ごたえが悪くなるので、水にさらすのは禁物です。ちなみに、枝豆に多く含まれるビタミンB1はアルコールの代謝を促進させるとか。枝豆はまさにビールにとって最高のパートナーといえます。
(ベターホーム協会札幌教室)(2013.08.05北海道新聞より抜粋)