アジアの大学トップ100

■英教育専門誌が発表 日本、22校入り首位 東大1位、北大44位
【ロンドン共同】英教育専門誌、タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)は4月10日、中東を含めたアジア地域の大学100校のランキングを発表。日本は1位の東京大など22校が入り、17校の台湾を上回ってアジア首位となった。
 ランキングは研究論文の引用頻度や教授一人当たりの学生数など13の要素を基に順位を付けた。
 同誌は昨年発表した世界ランキングをもとに、アジア地域限定版を今回初めてまとめた。世界版ではランクインしていなかった大学のアジアでの順位が分かるのが特徴。
 日本は東大と京都大(7位)が上位10校にはいり、東京工業大(13位)、東北大(15位)、大阪大(17位)が続いた。
 世界の上位200校に入っていなかった大学としては、名古屋大学が26位、首都大学東京が36位、東京医科歯科大が39位につけた。筑波大(42位)、北大(44位)、九州大(48位)も上位50校の中に入った。
 私大でが慶応大(53位)、早稲田大(57位)、順天堂大(60位)の3校がランクインした。
 国・地域別では中国が15校で3位、韓国が14校で4位。同誌の担当者は「日本の大学は政府の財源投入や国際化の点で、中国などに比べ不利になってきており、油断は禁物だ」としている。
(2013.04.11北海道新聞より)