念願のイチゴ苗定植 宮城から伊達移住の農家

■独立、念願のイチゴ苗定植 宮城から伊達移住の農家
【伊達】東日本大震災で被災し宮城県亘理町から伊達市に移住したイチゴ農家が3月9日、独立1年目の苗の定植を始めた。移住した5戸のうち最も栽培経験豊富な佐藤長市さん(53)がトップを切り、残り4戸も3月19日以降順次作業に入る。
 佐藤さんらは2011年夏から、伊達市農協嘱託職員として、北海道での栽培試験を開始。4月から、同市東関内町に農協が建てたリース用ハウス24棟を3〜8棟ずつ借り、念願の独立を果たす。主力はケーキなどの業務用に使われる「すずあかね」で、6〜11月に出荷する。
(2013.03.10北海道新聞