大型客船函館寄港計画

函館市長「経済効果大きい」若松埠頭の整備構想も
 米国の客船運航会社プリンセス・クルーズ社が大型客船2隻を2014年度、函館に計19回寄港させると発表し、函館市の工藤寿樹市長は1月23日の記者会見で「経済効果は大きい」と期待感を示した。函館駅前地区の若松埠頭を客船用に整備する将来構想にも言及し、「追い風になる」と歓迎した。
 2隻は、ともにバミューダ船籍の「サン・プリンセス」(7万7千トン、乗客定員2020人)と「ダイヤモンド・プリンセス」(11万6千トン、乗客定員2670人)。このうちサン・プリンセスは13年度に2回、初めて寄港し、この次点で函館で過去最大の客船となる。続く14年度は6〜9月の日曜に連続12回寄港。小樽発着で函館ー室蘭ー釧路ー網走ーサハリンを8日間で回る。
 一方、ダイヤモンド・プリンセスはサン・プリンセスを上回る大型船で、14年度に初登場。横浜発着で釧路ーサハリンー小樽ー函館ー青森を10日間で巡り、函館は6〜10月に7回寄港する。
 函館市によると、12年度に函館に寄港した客船は10隻、乗客乗員は9657人。13年度は14隻、乗客乗員は過去最多の1万6600人の見通し。14年度はプリンセス・クリーズ社の2隻以外が例年並みとすると合計で約30隻、6万人規模に増える。
 工藤函館市長は、函館港北埠頭の耐震岸壁工事が終わる16年度以降、函館市内中心部から遠い現在の港町埠頭に変わり、函館駅前の若松埠頭を客船用に整備したい考えで、「ぜひ手掛けたい」と強調した。
(2013.1.24北海道新聞より一部抜粋)
いつも頑張っている我が街の工藤寿樹市長。