なぜ、日本人は緊張しやすいのか??

■戦う日本人
 「何事にもマジメにしっかりと取り組む」これが日本人の民族性いわれます。しかも資源が乏しい島国で生きてきたことで精神的に抑圧されやすい性格になっているとも。
 しかし、ここで思います。「まじめ」の何がいけないないのでしょう。日本が世界に誇れる部分が「マジメ、誠実、実直、真摯」なのではないでしょうか?どんな状態であったとしても、人を信じることを忘れない。そして、いざという時には、戦う姿勢にもなれる素晴らしい民族なのでは、と思っております。
 なので、何事にもマジメに取り組む日本人は、これからもどんどん増えて欲しいと思いますし、世界に名を轟かして欲しいと思っております。しかし、表裏一体と言いますか、やはり「マジメ」は、「緊張」しやすいというデメリット面もあわせもってしまうのだと思います。
 なんとかして、結果を出そうと取り組む、結果を意地でも出そうとする、これは考えようによっては、多大なプレッシャーにもなります。だって「失敗できない!」、「絶対成功させたい!」などの気持ちが出てくるから。マジメに取り組もうとすればするほど、「緊張しやすい」という面も持ってしまうのだと思います。なので、日本人が緊張しやすい理由は、やはり「マジメである」という事になるのだと思います。何事にも適当であれば、緊張もしない民族になっていたのでしょう。でも、緊張しやすいというデメリット面もあるかも知れませんが、それを超えているマジメで凄い日本人もたくさんいます!だから、もっともっとその日本人の素晴らしさを世界に発信してもらいたいと思います。日本人が本気になった時の凄さを、もっともっと世界に見せてやって欲しいと思っております。
(2012.12.14北海道新聞より抜粋)