ピロリ菌から胃がん発症の仕組み解明

 胃がんの原因の一つとされるピロリ菌は、がんのもとになる性質を持つ「がん幹細胞」に働き掛けて胃がんを発症させることを、慶応大医学部の鈴木秀和准教授らの研究チームが突き止めた。
ピロリ菌による胃がん発症の仕組みの一端を解明する成果で、新たな予防法や治療法の開発につながる可能性がある。13日付の米医学誌に掲載された。
(12月14日産経新聞