我が街の工藤寿樹函館市長 負けるな

■建設再開差し止め提訴表明
 「函館市長 負けるな」メールや電話が全国から激励
 電源開発大間原発青森県大間町)の建設再開に抗議し、工事差し止めを求めて提訴する考えを表明した函館市の工藤寿樹市長に、全国から激励の電子メールや電話が殺到し、9月4日までに約130件に達した。こうした激励は異例で、函館市は「心強い。今後の力になる」(総務課)と話している。
 工藤市長が9月28日、自治体としては前例のない提訴への決意を示してから激励が急増。電子メールなどインターネット経由の関連投稿は93件あり、市長への賛同は84件、反対3件、その他6件で、大半が応援だった。集計していないが、電話による賛同も40件以上あり、激励は合計130件を超えた。
 投稿は道内外の函館出身者や常連の観光客も多く、実名で「負けるな」「国民も応援している」などと激励するケースが目立つ。「訴訟費の募金に協力したい」という人もいた。函館市は近く市のホームページの表紙に建設工事の無期限凍結を求める市長メッセージを掲載し、世論に訴える方針だ。
(2012.10.5北海道新聞
大間原発の建設再開をめぐり、高橋はるみ知事に「無期限凍結」の協力を要請する工藤寿樹函館市
函館市
「私たちの声を全く無視して、建設再開を強行したことは到底容認できるものではない」
高橋はるみ知事
大間原発のエネルギー政策における位置付けや必要性について、納得のいく説明がされていない」と同調。
●今後、国に対して説明を求めていくことを強調したが、工事の「無期限凍結」については触れなかった。これは北海道電力泊原発の再稼動論議に影響を与えかねないとの懸念があると思われる。