食料自給率北海道がトップ

■173%で1位維持 北海道の食料自給率 10年度都道府県別
 農林水産省は2010年度の都道府県別食料自給率(カロリーベース、概算値)をまとめた。北海道は猛暑の影響で前年度確定値に比べ17ポイント減の173%となり、全国一は守ったが都道府県別の集計を始めた1998年度以降で最低。2位の秋田県(171%)に2ポイント差まで肉薄された。
 このほか100%を超えたのは山形(138%)、青森(119%)、岩手(111%)、新潟(101%)の4県だった。
 北海道は、自給率の低下はビート、小麦、ジャガイモなどカロリーの高い畑作物の生産減が響いたとしており、「11年度の生産量は過去2年間に比べて上向いており、自給率も上がってくるだろう」としている。
 全国の10年度の自給率は39%で前年度比1ポイント減。政府は20年度に50%に引き上げるとの目標を掲げている。
(2012.06.16北海道新聞