海洋資源の調査に威力

■新型船「白嶺」を公開
 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は3月21日、海洋資源の探査、開発を行う新型調査船「白嶺」(6283トン)を公開した。2種類の大型掘削装置最新鋭の調査機器を搭載。次世代ガス資源「メタンハイドレート」をはじめ、日本近海に豊富に存在するとされる海洋資源の調査を加速する。
 白嶺は2010年7月から約300億円をかけて建造。全長118.3メートル、幅19メートルで従来船に比べて大型化。水深2千メートルの海底を400メートル掘ることができる船上設置型の掘削装置と、ワイヤでつるして深海底に着座させた上で掘削する海底設置型の2タイプを搭載し、地形などによる使い分けも可能となる。
(2012.03.22北海道新聞