原発周辺の鳥が減少

原発周辺の鳥減少・・・日米研究チームが調査
【ロンドン共同】
 2月3日の英高級紙インディペンデントは、東京電力福島第一原発の事故による環境への影響を調べている日米などの研究チームの調査で、同原発周辺で鳥の数が減少し始めていることが分かったと報じた。調査結果は来週、環境問題の専門誌で発表される。
 研究チームは、1985年に事故が起きたウクライナチェルノブイリ原発福島第一原発の周辺で、放射性物質放出による生物への影響を比較調査するため、両地域に共通する14種類の鳥について分析。
 福島の方が生息数への影響が大きく、寿命が短くなったり、オスの生殖能力が低下したりしていることが確認されたほか、脳の小さい固体が発見された。
 このほか、DNAの変異の割合が上昇、昆虫の生存期間が大きく減少するなどの影響も見られた。
(2012.02.04北海道新聞より)