北電の佐藤社長、会見や取材を拒否

■北電の佐藤社長、会見や取材を拒否 やらせ問題で
やらせ「あなたが関心あるだけ」
「うそは分かっていうこと」
会見拒む北電・佐藤社長
 北電が泊原発3号機でのプルサーマル計画に関する国主催シンポジウムでも社員を動員していた問題で、佐藤佳孝社長は9月1日夕、札幌市内の自宅前で北海道新聞の質問に答えた。同社が7月、国に「従業員への動員要請はなかった」と虚偽報告していたことに関し意図的な隠蔽(いんぺい)があったとの見方を否定した。
 問題発覚後、佐藤社長は報道機関の正式な取材や記者会見を拒否している。この日のやりとりは以下の通り。
 ―どのように責任を取るつもりですか。
 「1社だけに話すことはしない。公平にしか答えない」
 ―では公平になるように記者会見してください。道民は関心を持っています。
 「あなたが関心あるだけでしょう」
 ―社長は7月末の記者会見で「動員などの要請はしていない」と明言しました。うそを言っていたことになります。
 「うそというのは、うそだと分かっていて言うことだ」
 ―結果として調査が甘かったということですか。
 (答えず)
(2011.09.02北海道新聞より)