北斗で保管の牛肉から微量セシウム

■北斗で保管の牛肉から微量セシウム
 道は9月16日北斗市の食肉処理業者が青森県の業者から仕入れて保管していた岩手県産の牛の肉から、国の暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)を下回る同102ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。業者は仕入れた肉11・1キロのすべてを保管し、販売していないという。
 また、道は同日、放射性セシウムを含む疑いがある稲わらを与えられた牛の肉を仕入れたとして先に公表した帯広市名寄市苫小牧市の飲食店の事例について、いずれも微量のセシウムが検出されたが、国の基準値を下回ったと発表した。
 検出された値は、帯広市名寄市の肉(公表8月16日)が1キロ当たり390ベクレル。7月、客に計2・7キロが提供されたが、道は「食べても健康に影響ない」としている。苫小牧市(同8月17日)の肉は同135ベクレル。この肉は全量廃棄され、販売されていない。
(2011.09.17北海道新聞